私がローマで独りで始めたわけ 

夜の帳が、、、 アウシュビッツ強制収容所解放の日に

1月27日は



アウシュビッツ強制収容所が ロシア軍によって 解放された日です



今年で ちょうど 70年



イタリアの国営放送では この一週間



" Per non dimenticare " 忘れないために。





と銘打って



私たちが知る限りにおいて 人類の歴史で 最悪のホロコーストである



ヒットラーのユダヤ人に対する蛮行に関する ドキュメンタリー を 数々放映しています



ヒッチコック監督の監修で撮り始めたにも 関わらず 途中で打ち切られ
そしてお蔵入りになったドキュメンタリー映画が
イギリスフィルム研究所の働きかけで フィルムを持って帰ったアンドレ・シンガー氏の手によって 再現された



"Night will fall"


が 真夜中に 放映されました






「世界がこの映像が教える所から何も学ばないのなら、夜の帳が下りてこよう。
そして神の恩寵により生きてきた我々は、
その事を思い知ろう」



あえて衝撃的な場面を隠すことなく
むしろ 悲惨な光景に 延々と カメラを回し続ける



それは まるで
目をそらさずに むしろ 目を凝らして見つめて もらうことでしか
伝えられない と 考えているかのような



そんな意図さえ 感じさせらるほど 悲惨な光景が 延々と流れます




残酷な場面をあまりに淡々と見せ続けられたために



次第に 悲惨な死体の山に対して ある種 ものを見るような感覚になります



ドイツ人ナツィスト や 兵士たちが、毎日 日常茶飯事のように繰り返される
大量の人間への虐待や殺戮




一体 どこをどう間違えれば こんなことが できるのだろうか!?




といった 超 非人間的な行為に もしかして こうして 慣れていってしまったのではないか?



と その彼らの意識が陥った深い闇を垣間見させられている気さえしました





人間は 人間であるがゆえに その中に 深い闇を 所有します



多かれ少なかれ 皆
もちろん 私もです


その闇に 欲という 栄養を与え 育てる 人もいれば
その闇に飲み込まれ 操られてしまう人
そしてその反対に

その闇を コントロールし 制御 しようとする人たちもいます



そこに 個人の人間性の違い
人間としての 尊厳のあるなし
そして 愛を持っているか 否か?が 見え隠れします



ヒットラーも
今の権力層が イスラムに行なっているように



ユダヤ人に対する 否定的なプロパガンダを行い
ドイツ国民に 彼らに対する嫌悪や憎しみを植え付けました



闇を増長させるのには 怒りや憎しみが最も効果的なのです



そして それとは逆に



私たちの中にある光を 育てるのは 慈しみ や愛 です



偏見や誰かから刷り込まれたイメージで 人を 判断し 裁いたら


私たち もドイツと同じ過ちを犯すことになります



私には 実に いろいろな国の友人がいますが



彼らは それぞれに 素晴らしい人たちで



結局 この世には
大雑把に分ければ 善き人と悪しき人がいる

つまり 闇を制することができる人とできない人がいるだけで



よい国もなければ悪い国もない



と 思うようになりました


だから
中国を忌み嫌うのも
韓国を憎むのも
イスラムを悪にするのも


それは とても危険な行為であるってこと



私が注視する 一握りの人間たち以外は



みんな 普通の市民 であり
私たちと同じように 自分の普通の日々を 大事に ただ一生懸命生きてる人たちで



互いに 敬い 繋ぎあい、助け合いこそすれ



蔑んだり 憎んだり ましてや 互いに拳を振り上げることがあってはいけないと



アウシュビッツ強制収容所 解放の この日に



私は 改めてそう思います




想像も絶する劣悪な環境で


それでも たくさんの人が生き残ったのは


彼らが 笑いと 助け合うことを忘れなかったからだ。と言います








ある一部の悪しき目的を持つ人々に誘導されたとはいえ



ユダヤ人の人たちの背中を 強制収容所へと 押した 当時の人々
もしくは 見てみぬ振りをした人々


に 私たちは決して なってはならぬと



ドイツ人が残酷だとか 酷い仕業だとか 云々言う前に



自分は その闇を 決して育ててはいけない 



心に深く刻むため



私は この悲惨極まりない映画を あえて 最後まで 見ました



ユダヤ人の人々を 意味もなく ここまで虐待したドイツ人たちに



私たちは 私たちが考えているより
遥かに簡単に なることができるのですから








私たちに 出来ることは



覚えておくこと



つまり
思い知ること



そして 決して 同じこと を 繰り返さないこと



繰り返させないことだと思います











ヒットラーの 訳のわかんない 化物のような執着 と 欲望の犠牲になった
ユダヤ人の人たちの魂の平安を祈って



そして この未曾有の経験を味わった人たちの心が少しでも癒されることを祈ります



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by cocomerita | 2015-01-26 17:34 | 戦争反対 | Trackback | Comments(18)
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Commented by Vimalakirti at 2015-01-26 22:43
cocomeritaさん
「狎れること」がどれほど恐ろしいことか、単に「慣れる」ではない
別の漢字を用いたことも、その恐ろしさを表わしているのではないかな。
でも、人間ってすぐに狎れてしまいますね。ほんとうに恐ろしい!
恐ろしい映像も何度も見ているうちに平気になってしまう。
そこがまたほんとうに恐ろしいところですね。雨だれが石を穿つ
ように、よいことに接しつづけて、よいほうに調教しなくちゃ!
Commented by cocomerita at 2015-01-26 23:21
Ciao vimalakirti さん
そうそう そうですね
狎れる 危険なことです
有難いことでも 狎れれば それが当たり前になって感謝しなくなるし
朱に交われば 始め は んん? と思ってても朱くなったら朱くなかったときのこと忘れる
親孝行したいときには親はなし って のも まさにそういうこと
仕事も同じ
狎れれば 気が緩み それは全力を注ぐ。という姿勢から離れます
気を付けないといけないといつも思っています
Commented by antsuan at 2015-01-27 13:47
ヒットラーだけをホロコーストの代名詞にしては成らないと思います。スターリン然り、ルーズベルト然り、そして、毛沢東然りです。
つまり、神を畏れぬ者は皆同類です。
Commented by cocomerita at 2015-01-27 15:35
Ciao antsan
まあ、確かに人類を冒涜 凌辱した独裁者は彼だけではないですけどね
しかし、これだけのこと平気でできるって言うのは 神を畏れる畏れない以前の問題だと思いますけどね
それに乗っかっちゃう国民の意識にも恐ろしいものがあります

そして一人の人間見殺しにできる人も その根底に流れるものは一緒な気がします
つまり あの人のこと です
Commented by hisako-baaba at 2015-01-29 05:37
junkoさんの意見に賛成です。
うん、一人を見殺しにする人も然り。
動画が削除されて居たのが残念。
Commented by cocomerita at 2015-01-29 08:30
Ciao hisako さん
一つの命を見殺しにできる人が内に秘める冷酷さは 多数の人をも見殺しにできる可能性をがんちくしていると
そう思います
Kenji さん、人質交換が叶い、救助されて良かったですね
こちらでは Kenji と呼ばれてるので 名字が 出てこないのですが、、苦笑
Commented by hisako-baaba at 2015-01-29 09:43
え、junkoさん 後藤健二さんまだ救出出来て居ませんよ。気を揉んで居ます。
Commented by cocomerita at 2015-01-29 10:32
え? さっきの夜のニュースで 人質交換成立したと、

え? 違うの?
ほっとしてたのに
Commented by stanislowski at 2015-01-29 17:17 x
慎ましく暮らしている人々の暮らしを誰も侵す事などできません。
解放された人々の行方、未だ原子爆弾を正しかったという国、それに同調している国々。
ドイツ人伴侶と暮らしてみて見えることもありました。
そう、二度と過ちをくり返さないために思い知っておかなければなりませんね。
何かだけを悪者に仕立ててコントロールするのはいとも簡単に出来てしまう事ですから。
Commented by cocomerita at 2015-01-29 20:47
Ciao stanislowskiさん
現在 ドイツの人たちは、この事をどのように受け止めているのでしょうか?
南京虐殺と同じく、捏造だと言っている人たちもいると聞きます
フィルムを見ていて ぞっとしたのは 強制収容所から少ししか離れていないところでは 市民が普通の暮らしを送っており、
この惨劇について知らなかった。と言っていることです
時代が時代ですから 知っていても何も言えなかったのかもしれませんが
人々の気が遠くなるような無関心に心が寒くなりました
日本でも 起こっていることですものね
福島といい、沖縄問題といい
政治家には ほぼ期待していないので、市民が勇気を藻って知り思い知り、意見を発音していくことが
ますます重要になってきてると思います
Commented by sidediscussion at 2015-01-31 21:34
ホテルに滞在していて、テレビ番組二日続きでアウシュビッツのドキュメンタリー番組をみました。いい番組で重い気分になりましたが、やっぱり見てよかったと思います。夜中に放映してました。NHKはこのような番組こそ子どもたちに見せるべきで、子どもたちが観ることのできる時間に放映しないのか不思議です。理解できても出来なくても若い時から映像で見ていると意識の中に過去の歴史がインプリントされると思うのですが。そんなことを思いました。
Commented by keymyall at 2015-02-01 13:46
junkoさん、健二さん、殺害されたようです。
こんな事が、、、、許されてはいけないです!
解放されると、どこかで思っていたのですが、、、、残念です。

心の闇は、、、、私も持っています。
子どもの頃の思い出が、還暦過ぎても、鮮明に想い出されることがいっぱいあります。
虐待された親は、子供を虐待する、、、、そうですが、自分がそうならなかった事だけでもホッとしています。
心の闇は、自分でコントロールできない何かが蠢いています。
だからと言って、残虐な行為に加担してはいけないと思っています。

junkoさんのことばが、心に響きます。
Commented by cocomerita at 2015-02-02 03:48
Ciao side さん
私もそう思います
多分 残酷すぎるからとか、なんだとか、そういうことなのでしょうが、
そのあとのフォローをしきれないと未熟で怖がりの大人はそう思うのでしょう
でも、子供たちって大人が考えてるよりももっと賢いもので、
そういうのすごくきちんと受け止める能力があるんですけどね、、
ご飯でも さ、何でも食べてそこから個々の身体が必要ないろんなタイプの栄養を取っていくことが大事なように
子供たちにはなんでも見せ 聞かせ 語っていけばいいのにと思います
そこから彼らは自分なりに感性育てていくのだと
そしてそうすることで自分の立ち位置確認し 感謝するということも学ぶと思うのですけどね
比較するものがなければ そういう思いも抱くことできないのにね
変に過保護なんですよね
Commented by cocomerita at 2015-02-02 03:59
Ciao keymyall さん
今 日本に来てて 昨日夜遅く着いたのですが
昨日ニュースで知りました
イタリアでは彼の人となりまでは紹介していなかったのですが、こちらのニュースで見ることができました
子供たちにも平和の大事さを語り、困難にある人たちに寄り添い、世界の人々の目が届かないところの現状を伝えてきた
素晴らしい方だったようで、さらに私の中にも無念が広がります
助けられる命だったと思います
彼らが条件出したのなら、それに答えれば人質は帰ってきます
イタリア政府は、こういうとき惜しみ無く身代金を払います
そして人質にされたイタリア人ここ数年いつも戻ってきています
だから日本政府は何か対応を間違えたのでしょう
テロに屈しないと偉そうに演説する前に、安倍はひとつの自国民の命、必死に守るべきだったと思います
そしてこうして真のジャーナリズムが痩せていかないことを祈ります
彼らの命を糧に報道してくれなどとはとても言えません

心の闇は私にもあります
その闇の深さを勇気をもって見つめることから、始まると思います
Keymyall さんはとても頑張ってらっしゃると思います
Commented by Vimalakirti at 2015-02-02 18:25
忘れないこと、馴れ合いにならないこと、そのためには
自分をしっかり見詰めて、「恥ずかしい」という思いを
失わないこと。「慚愧の念」はとても大事なものですね。
自ら肝に銘じたいと思います。
Commented by cocomerita at 2015-02-03 02:18
Ciao vimalakirti さん
本当にそうですよね
しっかり見つめるには、覚えておくには、酷すぎる 目を背けたくなるようなこと多すぎますけど
犠牲になった人たちの死を無駄にしないためにも 二度と同じこと繰り返さないためにも
しっかり自分の記憶に魂に刻みつけておかなきゃ、ですよね
Commented at 2015-02-03 19:03
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by cocomerita at 2015-02-04 16:22
Ciao 2015-02-03 19:03 鍵コメさん
うーん、時々いらっしゃいますけど昔ほどではないです
なんだかお忙しそうですけどね、、

日本はご飯が美味しいのと、今食べておかないとまた少しの間食べれないと思うと
つい意地汚く食べ過ぎてしまうのよね、、とほほh
イタリアでも風邪流行ってますよ
はい、気を付けますね
いつもありがとう!
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