私がローマで独りで始めたわけ 

青春は戦争の消耗品だなんて まっぴらだ







大林宣彦監督


「 おじいちゃんの時代には 戦争をしていたから たくさんの人が死んじゃった
そういうことは二度とやめてみんな仲良く生きよう
みんなケンカや戦争もしない
美しい彼岸花や稲のような命にならなきゃいかん

それを描くのが 花筐いう映画 」




彼が 余命3ヶ月を宣告されていながら
死ぬまでに 絶対に 撮らなければいけない。
と ある種の天命にも似た気持ちに駆られ 映画化を決意した
ガンに冒され 思うようにならない その身体で、

その気持ちがわかるような気がします


相変わらず 病気と言えるほど鈍感な政治家が 金欲 肉欲 そして 保身に走り
肝心の国政をおざなりにし
守るために戦うのだ。と
国民の危機感煽って 戦争をどうにかして企てようとしている今

こうして文化人と言われる、
しかも戦争を経験している数々の人たちがいても立っても居られなくなり、
立ち上がる
声を上げる


日本の状況は そこまで緊迫しているのです


それは北朝鮮が、ではなく
米国が、、でもなく
アラブのテロ活動、、でもなく


日本人の 、私たちの 精神の劣化
平和ボケ
国民的レベルの不感症


最も危険なことは 私たち国民の側にあると思います


私たちの肌が 暑さ 冷たさ 痛みを感じる感覚を持たなければ
熱い火に手を触れた時 手を引っ込めることを思いつくこともなく
よって 腕がぼうぼう燃えて どうにもならなくなるまで 焼かれ


あれ? 焼けちゃった と。
気づいた時は 命に関わる大火傷


現在の社会は、それと同じ類の危険さを内包しているように感じます
感じなければ
知ろうとしなければ
対処をしようとも
気をつけようとも思わないからです


状況が 取り返しのつかないまでになって 初めて気づき
慌てるけど 対処能力 なく
手遅れ





抗ガン剤を服用しながら、撮影を続ける監督の姿が痛々しく
それでいて 美しく
監督の姿に 巡礼者の姿を
そして 十字架を背負って ゴルゴダの丘を登る キリストの姿を重ね見ました


政治家の悪態とおなじくらい
その影で 色々な心ある人々が警告を発して居ます
それを 少しでもたくさんの人に 真剣に 受け止めてもらいたいと願います



戦争は
戦争を知らない私たちが想像するより はるかにはるかに残酷で悲惨なのです
そして
始めさせてしまったら 後には戻れません

青春は戦争の消耗品ではなく
命は 戦争で浪費されるべきものではないのです




福島で起きた あの悲惨な原発事故を忘れて
再び 電気を湯水のように使っている 日本の人たちにそれがわかるでしょうか?



この動画を見て
大林監督はまだお元気であろうかと
恐る恐る ググってみました


ほっ
まだお元気でいらっしゃいます
良かった

インチキ医者め


この冬公開だそうですから
ぜひとも 医者の心無い 宣告を 裏切って 長生きしていただきたい
彼が、遺作だと言うこの作品の 大成功のスタンディング オベーションの
拍手のその怒涛の波に包まれた 彼の笑顔が見たいと思います



この動画を見て居て
もう1つ 気づいたことがあります


それは医者という人々の横柄さ 不遜さ
1つの命を前にした時の敬虔さの不在


この動画の中で 大林監督が 医師と話をするところが出て来ます
自らの死とすでに大いなる勇気で 向き合っている その人の前で
偉そうに 椅子にそっくり返り
あなたの命はあと3ヶ月 と さらりと言い切る
それは まるで 修理できない車を扱うかのごとく
冷蔵庫の耐用期限を説明するがごとく
簡単で表面的で
命の重みを知っている人とはとても思えません


命を扱う仕事に就きながら
その命の尊厳を敬う、その丁寧さ その謙虚さは微塵も感じられず


これが大林監督でなかったとしても
人1人の命と向き合う と言う 真摯さに欠けています
不真面目
失礼極まりないと嫌な気分になりました


私の命を こんな人々に 値踏みされたくない。と再び思いました





花筐
檀一雄さんの作品が原作です






12月16日 公開です













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by cocomerita | 2017-09-16 17:57 | 戦争反対 | Trackback | Comments(6)
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Commented by saheizi-inokori at 2017-09-15 10:30
檀一雄も好きです、これは見なきゃ。
Commented at 2017-09-15 15:54
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by cocomerita at 2017-09-16 01:10
ciao saheiziさん
私は檀一雄さんの作品は一度も読んだことがないのですが、とても骨太の人という印象があります。
私も、、できたら 映画館で観れたらなー

でも今年の秋は日本に行かないのです、、、。
またsaheiziさんの感想聞かせてください
せめて次回本は買ってこようと思っています
Commented by cocomerita at 2017-09-16 01:30
ciao 2017-09-15 15:54 鍵コメさん
おおーーー! 大胆な意見を!と思ったら 鍵コメでしたね 苦笑
私のブログは、迫力あり過ぎてコメントしづらいと言われたばかりなんで、、ははは 汗;
ですから、こういう大胆なやつを、皆さんに読んでもらえなくて残念です

靖国に関しては 同意見
でもさ、こんだけやいのやいの言われるのは きちんと謝罪してないからじゃあないか、とも思います。
私は 過去に遡って傷つけた人たちにもう一度会えるもんなら すぐに謝っちゃうけどね
こういうのって、日本の尊厳ではなく、ただの無駄な プライド
こういう時にすっと引いちゃう、ってのが技でもあるんだけどね
まさに合気道の世界でしょーがー

日本人の人は だから脆い
最後の最後まで なんだか訳のわかんない辛抱してて、ガス抜きしないからぽきっと折れる
もう少ししなやかになれないかなあ、、と
風が吹いてきたらさ、立ち向かったら 折れると思ったら なびけば良い。草はなびいたって風が去ったらすぐに元に戻るんだからさ
これ、そのままかつての日本軍の体質ね
見せかけばかり、体裁ばかり気にするし、
おまけにやったことと言ったら、自分の身は危険に晒さず、他人の褌で相撲、部下を守る肝っ玉もないから、戦況危なくなったらさっさと逃げると。

あの今井さんという人が元のSPEEDと言うグループの一員だと知り、唖然
勉強が全てとは言わないけど、こういう芸能プロダクションにただ作りあげられたアイドルなんかさ、政治家にしていいの?
票を入れる方も入れる方だけど、、

えーーと、その件に関しましては、多分鍵コメさんのご推察の通りだと私も思っているけど、まあ、蓼食う虫の好き好きで、人が100人いれば100人の思考と嗜好が発生すると思ってるんで、、 私の嗜好にも文句言われたくないので、沈黙 笑

私の人生の師は、木や草や水や海や、そして猫だったり亀だったり、はっきり言って 彼らの方が数百倍 賢いし、付き合っていて学ぶものがあります。

いやいや歯に衣着せない。大歓迎です
ありがとうございます!
Commented by 2006taicho at 2017-09-20 03:37
大林作品は青春物が多いですね。その理由は何か、知りたい気がします。奥さんの存在の大きさを感じます。
Commented by cocomerita at 2017-09-20 16:03
ciao taichoさん
動画の中で感じられたのは、自分のお父さんの青春が戦争で全て吸い取られたと言うことを彼がすごく残念に思っているということでした。
そんなお父さんが 彼が医者を継がず 映画の道に進むと言ったときに、好きなことをやれることが平和なのだと言っってくれたと語っています
そこに好きなことを出来なかったお父さんの無念のようなものを彼は感じたのではないでしょうか?
生を受けた一人一人がその生を自分なりに、愛したり泣いたり 喜んだり笑ったり間違えたり、そうやって自分なりに享受するものだと、その享受が花であるとしたら 大輪の花が咲く時期が青春と言う時期なのではないかと、そう考えます。
だから、もしかして お父さんが味わえなかった青春と言うものをいろんな形で形にしたかったのではないかと ふと思いました。

自分の生をいくら国家とはいえ 人のために、人殺しのために費やす
人間の生への凌辱でしかないと思います
一個一個の命があって、その命に一個一個の暮らしがあるわけで、尊重すべきは その個としてのひとつひとつの命であり暮らしであって、それが政治だと私は思っています
そう言うことを基におく骨太の政治家が現れてくれるといいのですが、、
taichoさん どう? 苦笑
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