私がローマで独りで始めたわけ 

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健やかなものたちへ

今日の夜、日本に発ちます。
日本ではインフルエンザが流行っているそうですが、
私的には、全く気にならず
これは、豚のせいでも   鶏のせいでも
  はたまた牛のせいでもなく
ただ、ただ、私たち人間の、私たち個人の問題であると思うからです。

自分だけが守れればいいと思って
少しでも多くのマスクを買占めようと思う人がいたとしたら
それこそ、時代の逆行で

もし神様からのメッセージが存在するのだとしたら、
私は一人で助かるのではなく
皆で一緒に守れと、
木も大地も動物も
皆が一緒に健やかに、はるか昔にそうであったように
健やかで清浄かつ正常に戻れと
それもみんなで
、、と言われているような気がしてなりません。

私は私たちは確かに何かの力によって
何かのおかげで、生かされている。と思っています。
でも
他力本願だけではなく
自力で何かに気づきながら
自分の力で、少しづつでも間違ったところを治しながら成長していく

自分の足元だけでなく
全体を見る。
全体のために自分の得を捨てても何かをする。
ことを今求められている気がしてなりません。

いつの頃からか
木の命や大地の思いが気になって仕方なくなりました。
木一本の命が
動物一匹の命が
人間の命より価値が低いなど
誰が言えるでしょうか?

皆それぞれに尊い

だけど、彼らは自分で守ることができません
木や花は
水が足りないといって、大地から根を上げて歩いていくことはできません
むやみに、無駄に伐採しようとする魔の手から逃れることはできません

だから、私達が一番いい形で守ってあげる
それが、かつて霊長類 human sapient などといって自分たちが生き物の中で
一番優れているなどと言い始め、思いこんだ
人間の本当の責任です。

もし、人間がこの世の王であるのなら
それならなおさら守らなくていけない。
弱いものを搾取するのが、真の王ではないからです。


大地が
自然が
又元のように彼らの命を吹き返し、
健やかな、本来の形に戻ることを願ってやみません。

それが日本から始められたら、
とても素敵だと思います。

再び日本の大地を踏むにあたって
なぜかそんなことを考えました。





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by cocomerita | 2009-05-26 15:28 | Trackback | Comments(32)

アイスクリーム

皆さんからの批判は覚悟の上で、
それでも書きたいので、書くことにします。

私はここ数年日本で、誰かにアイスクリームを食べようと決して言わない。

なぜなら、ジェラートなどという言葉は死んでも発音したくないからだ。
私にとって、あの甘くて冷たいおいしいものは、何といってもアイスクリームなんだから
それにも関らず、過去に何回かこういうことがあった。
 
  ねえ、アイス食べない?  と私
   
     アイス~~? 
     やだ~~ジェラートでしょ~~?

       これは私の神経を非常に逆なでる
彼女が悪気があって言ってるのではないと分かってはいるがそれでもムカつく。

なぜかというと、アイスクリームもジェラートも元をただせば同じもの
あの、甘くて冷たいおいしいものだと知っているからである。

アイスクリームはそれを英語で、
ジェラートはそれをイタリア語で呼んでいるだけのこと

  でしょ??

もしそうでないという人がいるのなら、
違いを説明してみてほしい。

でもさ、日本てどうしてこうみんないっせいに右にならえ。なのだろう?
そしてそれに従わない人がいると、それがまるで流行遅れかのようにびっくりして
見せるのがいやらしい。

これが流行遅れなら、私はむしろ流行遅れでよい。と思う。

日本には、どうしてもなじまない外国のものがある。
と私は常々思っている。
それらはどう転んでもアメリカのものであったり、
                イタリアのものであったり
それを完全に自分たちの文化にできると思ったら、
それはむしろ狐が虎の威を借りたようにどこか滑稽なものになる。

と私は思っている。

ちなみに東京デイズニーランド
デイズニーは、どう転んでもアメリカのもので
私はあそこに行くたびに、外人のまねをしてる文明開化の頃の日本人が甦り
ふと淋しくなるのである。
完璧に彼らの言葉が理解できなくても、
私はジャングルクルーズは、やっぱり英語で、金髪のお兄さんにやってほしいのである。

デイズニーランドに行きたくて、
どうしてもそのためにロスに行くぞと思っていたときの方が、
私にとってのデイズニーランドは夢にあふれ、輝いていた。

東京近郊のどっかの町が、京都のまねをしたって
そんなものは素敵でも何でもない。

そして、東京のまねっ子を必死にしている地方都市も
全然美しくない。

食や街並みは文化で、その文化はそれぞれ独自のものであるのが一番美しい。

だから、地方でしか手に入らなかった名産が
東京のデパ地下で売っていると非常にがっかりする。

だからね。
話を元に戻すけど
私にとってはあの甘くて冷たいおいしいものは、
アイスクリームであり、アイスなんで
それをジェラートなどと、しゃらくさい名前で呼ぶことを強制しないでいただきたいのである。

東京デイズニーランドが好きな人、ごめんね。


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これイタリアでは多分20年以上は売れ続けている超定番アイス
  Fior di Fragola(フィオール デイ フラーゴラ)
バニラアイスがイチゴの氷で包まれていて、大人から子供にまで静かな人気
機会があったら食べてみていただきたい。
   おいしい!


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by cocomerita | 2009-05-25 08:39 | Trackback | Comments(21)

日本人に生まれてよかったと思うとき

西洋の宗教は、人は生まれた時にすでに原罪を負っているという。
   つまり、性悪説

東洋の宗教は、人はみな善人として生まれ、日々罪を積んでいく。
    つまり、性善説

西洋に住んでいると、その違いにしばしばぶつかり、困惑する。

例えば、日本の銀行のようにあっちにもこっちにも入口があり
  「どうぞどこからでもお入りください。」
なんてのはこっちではもってのほか、気違い沙汰としか思われないだろう。

人間関係然り
私はどちらかというと人を信じてかかる癖がある。

だから、私の思考はそっちむきに流れる。

イタリア人は、まず人を疑ってかかる。
見せないようにしても彼らの根底に人に対する猜疑心、警戒心が根付いているのがわかる。

だから彼らの思考はそっちむきに流れる。

ここが問題
私はなんとなく人を信じてかかるから、どこかで心がおっとりしている。
というか、したいのである。
しかしながら、この国ではそれではいけないという。
周りから信じないように、疑え疑えというオーラを出される。
これは非常に堪える。
疲れるのである。


私が、居間のソファーで寛いでいるとしよう。
私は、この至福の時間をゆったりと味わう。
誰もこれを邪魔する人はいないだろうと信じているからである。

でも、彼らは常に、泥棒が入ってこないか
出かけた子供が事故に遭っていないか
常にいろいろな思いを頭に抱えているわけで
はたして、それでは心から寛げるわけはない。

確かにね、
この国の人々の無責任さは、もう世界一で
もうあまりにもたくさん見せられたから、びっくりもしないが
もしかして、彼らが性悪説に走るのは
ここから来ているのではないかと思う時がある。

まあ、鶏が先か卵が先かの論争になってしまうけれど
信用できる人がいないから、疑わざるを得なくなる。
いやな目に会ったから用心する。

人に乱暴された犬が、
いつまでも人を見るとおびえたり、反対に人を威嚇しなければいけないと思うように
彼らのDNAにはそういう記憶がしっかり入っているのかもしれない。

そういうことに思いを馳せた時
私はあの東洋の、
日本の少し湿った、でも人をふんわり包み込むような空気が恋しくなる

そして、つくづく   しみじみ
日本人に生まれてよかったなあと思うのである。
高い鼻も、長い足も、大きく美しい目も
この心持ちに比べたらみんなくそっくらえ。なのである。


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   関係ないけど夏はやっぱりボンゴレがおいしい。
      ローマはもう夏です。

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by cocomerita | 2009-05-24 18:47 | Trackback | Comments(16)

非日常の隙間

非日常のすき間
10年ほど前に、ボローニャのシューズブランドのブルーノマリの仕事をしていた時。
年に4回、彼らのボローニャにあるショールームにオーダーに行く。
何千足という靴のオーダーなので、メンバーはいつも総勢6人ほどで
そのたびに品質チェックも含め工場を見学する。
工場は広く
製造過程は実に細かく分けられていて
つまり、靴の踵をつける人、その踵にくぎを打つ人、中敷きを入れる人、、など
行くたびにいつも感心したのは、
彼らは来る日も来る日も同じ仕事を繰り返しているってこと
踵にくぎを打つ人は、一日中 朝から晩まで
                      来る日も来る日も  
                        それを一年中繰り返す
ただ絶えまなく流れてくる靴にくぎを打つ
    
          ダダン   ダダンン

私は彼らのように毎日毎日、来る日も来る日も
こうして黙々と同じ行為を繰り返すことは到底できないだろう。  と思う。

だから自分のできないことを、黙々とやっている彼らに
いつも頭が下がるような思いを感じたものだ。

それと同じで、結婚も、、
過ぎていく毎日で、なんとなく一緒にいてしまった、というのならわかるのだけど
誰かの前で
      はい、この人と一生そい遂げると約束する。
      書類にサインまでする。
   
       一生??!
そんな怖いことは約束できない。

私は心のどこかで、一人になった老いた自分を想像する
せめてみんなに迷惑をかけないように、元気で足腰きちんとしていたいものだと

そして、最後に死ぬときは
確かにひとりなのだろうが
       -人間はみな一人で生まれ、一人で死んでゆく。

だけで、最後の一息引き取るときは

    あ~あ いろんなことをやったな~~  ふ~~ お疲れ様

と逝きたいと思っている。


       


 
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        写真も草子さんのとちょっとトラックバック    
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by cocomerita | 2009-05-23 17:55 | Trackback | Comments(15)

Never again!でしょ

あーーーーーーーあーーーー疲れた

よせばいいのに、また首突っ込んじゃったもんだから

衣装を作った時にあんだけ苦労して、もう二度と首は突っ込むまい!!
と固く決心したのに

私のこの学習能力の低さは何なんだろう???

皆さんご存じのとおり、私のボーイフレンドはChildren Theaterのプロデューサーで
プロデューサーっていうと聞こえはいいのだが
お金持ちでないプロデューサーは本当に大変なのよ。。

今回彼の生地、バジリカータで二回の公演が決まり
やめときゃいいのに、一緒に行くと言ってしまった。

馬鹿馬鹿私の口
この口の軽さで一体どんだけ苦労したことか、

出発直前に、照明の調達が遅れ、急きょ別なサプライアーを探し
用意していた車が突然使えなくなり、
出発の朝,自分の車を急きょ車検しに行く羽目になり


まこれで全て厄祓いなんて、甘く見てたら

         とんでもなかった

高速道路で大道具、小道具運搬用トラックのタイヤがバースト

タイヤ交換しようと思ったら、タイヤを締めてるバルブが古すぎてどうにもこうにも
 
                         開かないんだって

40分ほど奮闘した挙句、高速道路サービスを呼んで、開けてもらう


          ちなみにここまでで、約2時間はロス

私たちは、ドライブインで手持無沙汰状態
一瞬トムハンクスの「ターミナル」が頭をよぎる

                               ぞぞ、、

2時間余りの待機の末、高速道路地平線にかすかに見えはじめるトラックの屋根

おお~~~!!  これで、出発と思いきや


今度はスペアタイヤが古すぎてこれまた20キロも走ればバーストする代物だとわかり

高速道路をいったん降り、トラック用のタイヤ屋さんへ

バジリカータ、ラベッロの劇場に着いたのは夜の10時

ローマを出てから、12時間かかった計算になる。

それでも、急いでやれば1時間で舞台装置はできるよね

急いでやってお家に帰ろう。


     は~~~~???!!
只今映画上演中

んで??終わるのはいつよーーー

       11時15分

くらくらする頭とイライラする心を抱え、、
それでもやっとの思いで気を取り直す

         んじゃ、待ってる間にご飯でも食べに行きますかね


えらいぞ、私たち  なかなかしぶとい。

夕食を終わり、劇場に再び着くのが11時半

楽屋裏入口にトラックを入れなければいけない。

おっちゃん、この鎖開けてください。

????
なぜか鍵と奮闘するおっちゃん

どしたの??

        開かない
             開かない――――?!???

あたふた、しかし小走りもせず鍵を探しに行くおっちゃん

        ない
             ない~~???!!!

私の辛抱はもはや秒読み段階にまで減少してて、、
ウルトラマンならもう胸のランプが鳴りだしてるんだよ

切ろう、切ろう!鎖
糸のこみたいのないの?

結局、おっちゃんトンカチでたたきながら鎖を取っ手から押し出す。

    ほーーーー

そして、舞台大道具、照明、オーデイオ入れたら

夜中の1時30分でした。

イタリア語にSfigata(スフィガータ)という言葉がある。
超ついてない。
まるで厄病神に取りつかれてるみたい
という時に使う。

が、今まで私はこの言葉を使ったことがない。
ひとたび使おうもんなら、そこらじゅうの厄病神がそれっと寄ってきそうで、

しかし
    しかし

今回は使うよ。

 Siamo sfigati シアモ スフィガーーーーテイ!!!

でね、これで終わったわけではなかったのであった。




           野原はこんなにきれいなのに、、
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by cocomerita | 2009-05-22 17:28 | Trackback | Comments(12)

ありがとう。

なんだか、神様に試されてる気がする。

どうだ、これでもか!
これでも信じ続けられるか?  と。
 

この間の日曜日にローマでガス漏れによる爆発事故があり
私の知っていた女性が、その巻き添えになって亡くなりました。

こういう災害に遭うのに、一番適していない人でした。

つまり、災害に出会ってしまうことが何かの罰だとしたら
      ( といっても私は神様は、罰を与えるとは思っていないんだけど )
彼女はそういう目に遭う最後の方の人だと

いつも笑顔で、
その笑顔の中に、絶えているだろう辛さが見えるんだけど
いやなことをなに一つ口に出さず
朝の光のように透明な人で
強くて、なんでもがんがんぶちあたり、文句をいう私は
なぜかいつも一種の憧れのような思いを持って彼女を見ていたように思います。

日曜の朝
たまたま、彼女の眠っていたその寝室の壁だけが
爆発の勢いで彼女の上に崩れたのだそうです。

なんで?
たまたま彼女なの?

死んでいい人なんていないんだけど
こういった生きるのが難しい世の中で、
それでもがんばってそういうものすべて受け入れ、
人にやさしく
一生懸命生きていた
そういう人にご褒美はないのだろうか?

今日は彼女のお葬式です。
こんな嫌な目にあっても
きっと彼女は清々しく笑っているのだろうと思う。

そして私はいつもと同じく
額にしわを寄せて考える。


春なのに、今日はなんだか光が少ない。
あっちでは幸せになってね。
ほんの少ししか触れあえなかったLuisaさんへ

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by cocomerita | 2009-05-14 16:31 | Trackback | Comments(31)

人は見かけに、、、依る。

GWで撮ったお気に入りの一枚&5月の一枚!
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不思議と母からは一度も言われたことがないのだが

昔から、顔や見かけで人を判断してはいけない。
と言われてきた。

確かにそうなんだろうけど
でも、さらに確かなのは
外見にはその中身がどうしても出てしまうということだ。

小沢代表

私は政治のことはあまりよく知らないし
まあ、彼も他の皆さんよろしく 
所詮 同じ穴のむじななのだろうが

それでも、私はこの人の外見が、 嫌いじゃない。

麻生さんの外見が、全くの初めから受け付けないのと同じように、、、

何でか、この人は本当に政治が好きなのだろうな
と思う何かがあるように思うのだ。

自民党のほとんどの政治家の顔が、目立ちたい。儲けたい。威張りたい。
としきりに訴えているのに比べ、
彼のその顔は、それもあるが  でも政治が好きで仕方ない。
っていう一種の職人さんみたいな雰囲気がある。

中味が貧しい人は、顔が貧しい
どんなに笑顔を作ろうが、あまりのその貧しさに
カエルが大きく見せようとお腹を膨らましているような哀れさが漂う。

その貧しさが、隣人相哀れむではなく
全てを自分に、何が何でも引き寄せようとするあさましさをも感じさせて
さらに 萎える。

そんな中で、
なんとなく
なんとなくではあるが
彼は、なんだかそういう普通の隣のおっちゃんが持ってるような
普通の情をきちんと持っているように感じる。

だから、今回のことは、私的にはちょっと残念な気がするのである。

むしろいなくなってしまってほしい人は、
他にいくらでもいるのだから

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by cocomerita | 2009-05-13 20:43 | Trackback | Comments(16)

日だまりの中で私は額に皺を寄せて考える。

春が来て、考えた。
なんか最近の私はいつもに増して考える。

春はお陽さまがぽかぽかして、
タンポポは咲き、
鳥は歌い、
極楽っていうのはこういうことなんだろう、、

                    と今までは思っていた。

だけど、それがちょっと違うんじゃないか?  と今年の私は思う。

子供の背が伸びる
骨は
私達が疲れた時にグンと背延びをするようなああいう気持ちよさで伸びるのではなく
もしかして辛いのではないだろうか
自分の繊維がわけもなく引っ張られる
骨をその時きしんで辛いのではないだろうか?

それと一緒で、
枝から若芽が顔を出す。
種から芽が出る。
ヒナが卵を破る
そこにはものすごい闘いと辛さがあるような気がする。

だからね、
こうやって眺めているうららかな景色の中で
地面の中で
小さな池の中で
たくさんのものたちが必死で頑張っている
その苦闘のエネルギーが充満している様に感じて

春はきついなあ  と思う

春は気持ちが良い
気持ちがよくなって幸せに感じないといけないと思っている人は
この何とも言えない差に
むしろ とまどうのではないだろうか?
春はきつい
心も体も魂も春には伸びる、
そういう自然の決まりで  
彼らは私たちの意思に関係なく
きしみ、苦しみながら
伸びる。
ただ、伸びる

そう思うと
顔を出した木の芽や
美しく咲いた花たちや
一生懸命泳いでるオタマジャクシが
より一層愛おしくなる

一つの命の重荷というのはここにある様な気がするんだ

いつまで続くかわからないけど、今日も一日頑張れ 頑張れ


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by cocomerita | 2009-05-12 07:17 | Trackback | Comments(20)

貸したり、借りたり

借りを作るということを考えた。
家を建てているので
そんな中で、いやなことも大変なこともいろいろあって、
でも、不思議なことに、
困っていたり行き詰っていたりすると
必ず、助けてくれる誰かが現れる。
こうして、私は今回たくさんの借りをたくさんの人に作ったわけです。
この借りは、すぐには返さず、
この申し訳ないような、
ちょっと気が引ける、
頭の下がる思いをもう少し胸の中にとっておこうと思います。
この申し訳ないような思いこそ、彼らがかけてくれた思いの重みゆえだと思うから、
そして、この申し訳ないような思いを抱えている間に、
人と人との関係は 静かにゆっくり紡がれていくのだと思うから
蜘蛛の糸のように細い、色もあるかないかわからない、
そんな御縁と呼ぶにはまだ細すぎるそんな糸を、丁寧に紡いでゆく。

亡くなった母が、どなたかに何かをいただいた時に、すぐにお返しをするのはかえって失礼なのですよ。
あなたには借りを作りたくない。と言ってるようなものですから
と教えてくれた。

近代に生きるべき女性の権利、
そして女性も、女性こそ強く独立していなければならないことを、
日本人の心のわびとさびとともにきちんと教えてくれた母に感謝をしながら
ママ、私はあなたの作ったcapo lavoro 大傑作品で
こうして、今日もいろんな人と関わりあって
いろんな人に借りを作って生きているよ。

借りたり、貸したり
貸したり借りたり、、
私が小さな頃住んでいた品川の下町は、ご近所同士で貸したり借りたりの応酬で
玄関にはカギがかかっていなかった。
そこには人が集まって暮らす温かさがあった。
貸し借りのない、境界線がきっちりしかれた関係は冷たい。
だからと言って、相手を必要以上に侵害することなく、頼ることなく
上手に貸し借り作って、
上手に袖をすり合わせながら
いやなことがあっても憎むことなく、
これからも生きていきたいなあと

思う今日この頃でした。

春だから、
私のなんだか分からない冬の季節が終わって
やっと私の心がまた芽を吹き出したように感じて
また、ゆっくり書き始めようかなと思った今日この頃でした。

ご無沙汰しました。

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by cocomerita | 2009-05-04 17:58 | Trackback | Comments(63)

ローマからいろいろ
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